自然栽培のお米

 よろこぶつち農園の田んぼは、北アルプスを望む聖山の中腹(大岡地区根越)の棚田に点在しています。面積は2016年現在65aほど。水はこんこんと湧き出る山の湧水(花尾の湧水)を引いています。お米作りには水が欠かせません。その水の恵みに感謝してお米作りをしています。

 川口由一さんの不耕起自然農の学びと実践を経て、2013年からは田んぼの面積を増やしたことを機に、機械の力を借りつつ無農薬無肥料の自然栽培を目指し実践しています。

 田んぼに入った水はゆっくりと地下水へと浸み込んでいきます。農薬や肥料による硝酸態窒素の地下水汚染も問題になっています。清らかな水が清らかなままであることを願って、農薬・化学肥料は一切使わず、また、田んぼには収穫後のわらを戻すのみで、有機肥料も使いません。ただし、育苗時には狭いところで密集して苗を育てるため、現状では苗代に米ぬかを補っています。自分の田んぼから収穫したお米を精米して出た米ぬかを少量戻す自然な範囲と考えています。

 

 森の木々や野の草たちが肥料をやらなくても健康に育つように、お米も肥料を投入しなくてもお米の育ちやすい環境を整えてあげれば健康に育つ、という自然栽培の考えに基づいて様々に試行錯誤しています。

 農薬を使わない田んぼは生き物がいっぱいです。カエルにオタマジャクシ、アメンボ、コオイムシ、ゲンゴロウ、マツモムシ、ヤゴなどなど。そして秋は赤トンボも飛び交います。

 お日さまと土と水とそして沢山の生き物たちと共にお米は育ちます。

 

 また、除草剤を使用しないお米作りは草対策がカギとなります。田植え後、お米が草に負けないように草の勢いを抑えてあげることが必要になります。チェーン除草機を引いたり、デッキブラシでこすってみたり、田車を押したり、エンジン除草機をかけたり、そして結局最後は手取り除草したりとさまざまな方法を試行錯誤しています。6月の田植え後約2か月間はひたすら除草に明け暮れる日々なのですが、草の成長に除草が追い付かず結果的に稲が草に負けてしまうことも…。

 究極的には草の生えにくくなるような、また草が生えても稲が負けずに元気に育つような、そんな田んぼに環境を整えてあげるのが理想です。

 そして最後の大事な工程、稲刈り後はハザにかけて天日干しにします。通常のお米は乾燥機に入れて一日で一気に乾燥させてしまいますが、天日干しの場合は3週間ほどかけてゆっくり乾燥、熟成させます。手間と時間はかかりますが、これでお日様のパワーがじっくり入ってぐっと美味しくなります。

 収穫後のお米は籾付きのままで保管し、原則ご注文頂いた分づつ籾摺り調整して出荷します。

 肥料を使わないお米は食べると雑味のないスッキリとした味わいで体に浸み入るような美味しさです。余分な窒素分が含まれていないので体にも負担がかかりません。玄米食の方にもおすすめです。

 冬は最低気温が氷点下10℃くらいまで下がる寒さの厳しい土地ですが、2015年から冬の間も水を張る「冬季湛水」を実験的に行っています。冬の間も水を張ることで秋に戻した藁の分解が早まり、また水の生き物たちも生き続けることができます。結果的に土を豊かにする効果、また、草が生えにくくなる効果を期待しています。

 厳冬季には表面はスケートリンクのように凍ってしまいますが、その下で水の生き物たちはじっと春を待っているようです。

※2016年は冬季湛水は実施しておりません。

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